専有部のプランは3種類
神奈川県住宅供給公社(神奈川県横浜市)は、初の1棟リノベーションを行った。
小田原杉のフローリングは25mmの厚みがあり、暖かみのある部屋に
実施したのは、1954年竣工の同社所有の賃貸マンション「桜ヶ丘共同住宅」で、施工期間は約1年。名称も「アンレーベ横浜星川」と変えた。1部屋はどれも約37平米で、和室2部屋で洗濯機置き場もない状態。内外装はもちろん、設備系の改修も行った。
専有部は3種類のプランを用意。それが、フルリノベーション工事と部分リノベーション、必須リノベーションだ。
フルリノベはスケルトンにして間取りを変え、システムキッチンやユニットバス等を設置、床は小田原杉の無垢材にした。部分リノベは、和室の畳をフローリング調のビニール床タイルにして、給湯器と洗濯置き場を設置。必須リノベは、給湯器や洗濯機置き場の設置のみ。新規はフルリノベのみだが、元の入居者は3つから選べる。全32戸中フルリノベは19戸、部分リノベ4戸、必須リノベは9戸実施した。

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