違反会員にはペナルティーも
マンション改修設計コンサルタント協会(MCA、東京都千代田区)は、「コンプライアンス監視委員会」の設立を発表した。同協会は、マンションの大規模修繕業界の適切な発展と健全化を目指して設立された団体。現在、マンションの改修設計コンサルタント事業を行う20社が加盟している。
「コンプライアンス監視委員会」の目的は、同団体の倫理規定が定める法令遵守・利害関係の排除を徹底すること。具体的には、管理組合との間で利益相反が疑われる事案や、管理組合との契約で当事者のどちらかが明らかに契約違反をしていると疑われる事案について事実関係を調査。その結果、倫理規定違反もしくは契約違反が明らかになった場合にはペナルティー規定にのっとって該当する会員を処分する。
処分内容は口頭による注意、文書による訓告、除名の3段階。さらに処分が実施された際には、ホームページ等を通じて該当する事実と適用した処分などを外部に向けて開示する。また、該当事案の調査と処分の実施に加え、管理組合から要求されるなど、調停が必要と認められる場合には調停を行う。

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