商品の背景が付加価値に
SDGsて、「エシカル(ethical)」というワードをよく耳にするようになった。そんな中、インテリアをからめて「エシカル」消費を普及させるべく活動しているのが、エシカルなインテリア研究会だ。今回は、同団体が実施した一般ユーザーへのアンケート調査を踏まえながら行った、「エシカルな視点でインテリアの可能性を探る」というコンセプトのパネルディスカッションの内容を紹介する。
パネルディスカッションの当日は満員の聴講者
認知度は倍の27.5%に
同団体が考える「エシカルな消費」とは、以下の3つの条件を満たす製品を購入すること。1つ目の条件は、材料の調達から製造の過程で、環境や社会に負荷を与えていないことが明らかなもの。2つ目は、長期使用に耐えられる、または再生可能なものであること。3つ目は、購入することにより、地域や誰かを応援することになるもの。これらの条件を満たす消費行動は持続可能な社会の実現につながる。
日本インテリアデザイナー協会の冨田恵子氏は、「『エシカル』という言葉の認知度は、2年前の他の機関の調査では10数%。今は27.5%。広報活動も広まっていますし、学校教育でも取り入れられているので、若い世代では一層高くなる。作り手側が知らないと困る時代になるのではないでしょうか」と指摘。
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