色の技術を学び、提案力向上へ
日本カラーマイスター協会(東京中央区)は、インテリア空間の色彩に特化した「インテリアカラー特別コース」を開講している。
左から日本カラーマイスター協会エグゼクティブカラーマイスターの川上あすか氏、勝浦秋津氏、カラーワークス広報の灰野洋子氏
4日間で色の基本から、インテリアへの落とし込み方を身につけることができる。室内塗料を販売するカラーワークス(神奈川県大和市)とのコラボレーション講座だ。
「色のテクニックを身につけることでお施主様との会話をスムーズにし、提案の精度が上がります」とエグゼクティブカラーマイスターの勝浦秋津氏は語る。受講料金は5万50円(税込)。
まず、1・2日目には色の仕組みや色彩心理、配色などについて学ぶ。3・4日目はさまざまなインテリアスタイルを色でどのように実現するかや照明や窓の方向、時間帯によって色の見え方が変わることなどを学び、提案に使える実践的な知識を深めていく。最後は受講者でグループに分かれ、1人の施主を想定してカラーコーディネートを考え、プレゼンする。
「自分の色の感覚だけでお客様にお話してしまうことは危険。グループワークを通して、自分と違う考え方に触れられることはとても大事です」と勝浦氏。川上あすか氏は「受講者の方からは、今まで何となく進めていたものが説得力のある提案になりお客様にすんなり納得してもらえるようになった、自信を持って提案できるようになったという声をいただいています」と語る。
講座内で教科書として活用する「カラーデザインの教科書」も昨年末に出版。「色の使い方はセンスだと思っている方が多いですが、実際は技術でもある。色を見る目は鍛えることができ、学ぶことで提案力が高まります」とカラーワークス広報の灰野洋子氏。
講座の無料ガイダンスは随時開催している。
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