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住宅瑕疵担保責任保険協会、リフォーム瑕疵保険の活用増加

住宅瑕疵担保責任保険協会、リフォーム瑕疵保険の活用増加

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リフォーム瑕疵保険の活用数が増えている。昨年度はリフォームでの保険証券発行件数が3500件を突破。一昨年と比較し、9%にあたる300件ほど利用が増加した。

保険証券発行件数が9%増

状況に応じてさまざまな補償がある状況に応じてさまざまな補償がある

住宅瑕疵担保責任保険協会(東京都港区)の中村達人講習センター長は「地場のリフォーム業者の方も、顧客関係の維持、瑕疵保険による自社保障で大手やディスカウンターとも勝負ができます」と話す。

リフォーム瑕疵保険は2010年度に誕生し、現在では国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人が5社ある。

住宅瑕疵担保責任保険協会はこの5社が加盟する団体で、保険制度及び保険法人の信頼性を向上させ、住宅事業者による住宅の瑕疵担保責任の履行の推進及び消費者の保護を図ることを目的として活動している。保険普及のためのセミナーや、自治体に講演を行う。

「リフォーム業界全体で施工ミスが起きた後のフォロー体制をしっかりと作っていくことが大切です」(中村講習センター長)

保険の支払い対象となる費用は修繕費用、調査費用、転居・仮住まい費用等。補修費用等から10万円を引き0.8を掛けた金額が保険金として支払われる。構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分には5年間、上記以外のリフォーム工事実施部分には1年間が保険期間だ。

保険証券の発行件数は年間数千件程度。300万円以上の工事で使われることが多くなっており、料金は5万〜6万円ほどだ。

「国の認可を受けている保険で、状況に応じてさまざまな補償があることを伝えることで手厚いサポートをしていると顧客にアピールすることができます。多くの事業者の方に活用していただきたい」(中村講習センター長)

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