全国住宅営業認定協会(東京都千代田区)では、昨年末、専門認定資格「戸建て管理士」を新たにスタートさせた。
「戸建て管理士」は建物と暮らしの両面から維持管理を計画・実践し、戸建て住宅の長寿命化を管理する同協会の認定資格で、どのような順で住まいのトラブルが発生するのかを理解し、顧客の住まいと暮らしが常に快適であるように維持する管理担当者に与えられるもの。長期優良住宅制度を具体化するこれからの時代に必要なスキルと知識が習得できる。
同協会は、住宅営業職に特化した専門認定資格取得のための講習の運営、資格の認定を行っている。「戸建て管理士」以外にも建築法規、金融知識、初回面談から契約までの営業プロセスなど、体系化したカリキュラムで住宅営業の基礎が学べる「住宅販売士」や、顧客のニーズに即した提案ができる知識とスキルを有するリフォーム営業について学べる「リフォーム提案士」の認定資格を扱っている。
いずれの資格も基本をおさえつつも広く浅く知識を習得できることが特長。「戸建て管理士」も同資格を武器に顧客とのコミュニケーションを図ることで、地域に根差した工務店が、自社で建てた住宅以外にも「いわば『住まいのかかりつけ医』として、ユーザーとの関係性を築いていくきっかけに活用してもらいたい」(顧問・川上富彦氏)と同協会では考えている。

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