環境省は、2024年度も継続的に断熱改修を推進する方針を固めた。断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援として1170億円の予算額を政府に要求する。
同省では「デコ活」と題して脱炭素の推進を宣言しており、活動内容の主軸のひとつに住宅の断熱化がある。2023年度に同省では最大200万円が補助される「先進的窓リノベ事業」など複数のリフォーム補助金を実施しているが、西村明宏環境大臣は、2024年度も同様の補助金を継続する意向を示した。
「デコ活予算では断熱リフォームや電動車の導入支援をはじめとした約3000億円規模のものを要求いたしまして、省を挙げて、国民の皆様のよりよい暮らし、ウェルビーイングといったものを強力に後押ししてまいりたいというふうに考えています」
◯デコ活とは...
「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の通称脱炭素(Decarbonization)とエコ(Eco)を組み合わせた造語。活動内容に「デ=電気も省エネ 断熱住宅」「コ=こだわる楽しさ エコグッズ」「カ=感謝の心 食べ残しゼロ」「ツ=つながるオフィス テレワーク」を謳う。リフォーム関連団体、大手住宅会社、メーカーなど700超の企業・団体が支援者として名を連ねる。
デコ活のロゴマーク

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1652号(2025/06/09発行)4面