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中古住宅の履歴で流通促進住宅登録業行う機関新設

中古住宅の履歴で流通促進 住宅登録業行う機関新設

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 北海道は、中古住宅流通の先進的取り組みとして注目される「北海道R住宅システム」の肝といえる、住宅の登録と、住宅履歴の保管にあたる機関を新設する。

 北海道R住宅システムは、消費者に安心して住宅リフォームをしてもらうための独自の仕組み。北海道庁や地場の住宅会社約80社、金融機関などが連携して、性能の高い既存住宅の普及をめざしている。

 ユーザー側のメリットとしては、

  1. 金融機関と連携した新築同様の最長35年ローンの利用が可能
  2. 快適性向上の省エネリフォーム、エコリフォームの実現が可能  ――― などが挙げられる。

 システムの中核となる北海道R住宅事業者ネットワーク事務局の服部倫史氏は、「ユーザーからも工務店等に対しリノベーションをしたいと、具体的な要望が出てきており、経過は順調です。道経済も好転し、新築住宅の駆け込み需要が落ち着くのを待って、既存住宅の改修をする動きもみられ、好循環が期待されます」と、現状を評価した。

 今回設けられるのは、「北海道R住宅」の登録、及び既存住宅の現況調査やリフォーム工事の設計・施工状況などの記録を保管する業務を担う機関。住宅の性能を記録・保管することで、次の流通の際の不動産評価につなげていく。

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