キッチン・バスの国際見本市「KBIS」が1月20~22日の3日間、米・ラスベガスのコンベンションセンターにて開催された。ビルダー向けの建材・設備見本市「IBS」も同時開催され、12万人を超える来場者が訪れた。

KOHLERは高機能のスパ、バスをPR
KBISには500社超のメーカーが出展。大々的な展示を行っていたメーカーは、KOHLER、TOTO、Delta、Electrolux、Moen、Viking、Cosentinoなど。
中でも最大級の展示を行っていたのがKOHLER。スパ設備のPR広告がプリントされた高さ10mほどの壁パネルで四方を囲み、ブース内で最新設備を展示。COOのDavid Kohler氏は「今回はより良いスパ体験ができるデジタルシャワー設備や多機能のトイレ、さらに洗練されたヨーロピアンデザインの水栓金具をPRしたかった」と話す。
KBISを運営するNKBAのMaria stapperfenneプレジデントは「今はキッチンは"広がる"バスは"締める"がトレンド。キッチンは自分だけの作業場からみんなが集える場に、バスはより快適で、楽しめるプライベートな空間にするのが流行してきている」と話す。
KBISでは、展示のほか、デザイナー向けに用意された90を超える講座も開講。これらはCKD、CBDといったキッチン、バスの資格取得のために必要な授業となっているものもある。

女性のキッチンデザイナーも数多く来場
また、併催されたIBSはビルダーの業界団体NAHBが運営。ビルダー向けの建材・設備、サービスの展示が主で1200社超が出展している。なお、次回のKBIS、IBSは2016年1月19日からラスベガスにて開催される。イベントリポートについては「米国のキッチン&バス・リモデルトレンド」というテーマで次号から連載していく。

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