経済産業省は3月3日、独自のビジネスモデルを持つリフォーム会社を選定する「平成26年度先進的なリフォーム事業者表彰」の表彰式を開催した。会場の東京ビッグサイトには、選ばれた21者の代表者が集結。会の後半では表彰者たちによるパネルディスカッションも行われた。

東京ビッグサイトに選ばれた21者代表が集結
来年度は6月公募開始を予定
「先進的なリフォーム事業者表彰」とは、独自のビジネスモデルで差別化された強みをもつリフォーム事業者を表彰する制度。1回目となる今回は3大都市圏の事業者を対象に121者の応募から21者が選ばれた。
(1)消費者ニーズへの対応、(2)社会的ニーズへの対応、(3)持続的なビジネスへの対応という3つのポイントをもとに、有識者による審議を実施。専業リフォーム店から、メーカー、小売りまで幅広い事業者が選定された。
経済産業省・黒田篤郎製造産業局長は冒頭の挨拶で「優良なリフォーム事業者のベストプラクティスの見える化を通じて、その取り組みを全国に情報配信し、リフォーム市場全体の健全な発展につながればと心から思っています」と話した。
その後、選ばれた21者を順番に表彰。選定委員長の日本大学経済学部・山崎福寿教授は「今回のリフォーム事業者表彰では、リフォーム産業の広がりを示す通り、さまざまな業種からの応募がありました。また、応募いただいたそれぞれの取り組みは特別な思いと知恵と工夫に満ちたものでした」と講評を述べた。
続いて経済産業省・寺家克昌製造産業局住宅産業窯業建材課長の基調スピーチをはさみ、ナサホーム江川貴志社長、ホームプロ伊藤栄作社長、リビタ内山博文常務の表彰3者と日本建材・住宅設備産業協会富田育男専務理事によるパネルディスカッションが最後に行われた。
表彰を受けた21者の取り組みはベストプラクティス事例集として、経済産業省ホームページに公開開始。来年度も同表彰制度は継続する計画で、6月ごろの公募を予定している。〈関連記事6面〉

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