3省合同の補助金事業「住宅省エネ2025キャンペーン」の一環として、賃貸集合住宅に省エネ型小型給湯器を導入する際の補助金事業が実施されている。これは経済産業省が所管する事業で、今年で2度目の実施となる。
補助対象となるのは、一定の性能を満たしたエコジョーズやエコフィールなど。補助額は追い焚き機能なしで1台あたり5万円、追い焚き機能ありで7万円となっている。
前回は1棟あたり2台以上の導入が必要だったが、2025年は1台から申請可能。また、ドレン水の排水に必要な配管工事も補助対象に加わった。例えば、共用廊下を横断して排水ガイドを敷設する場合(追い焚き機能なし)は3万円が支給される。追い焚き機能ありの場合も、既存の追い焚き管を活用した配管や新たなドレン配管の設置に対し、同額が補助される。
前回は185億円の予算に対し、執行率が1桁台にとどまったため、今年度の予算は50億円に縮小された。その一方で補助対象や条件が緩和され、実効性を高める内容となっている。
さらに本事業は「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ2025事業」との併用が可能で、ワンストップでの一括申請も対応。5月30日から受け付けが始まる予定だ。
この記事の関連キーワード : エコジョーズ エコフィール 住宅省エネ2025キャンペーン 先進的窓リノベ2025事業 子育てグリーン住宅支援事業 経済産業省 給湯器 賃貸集合給湯省エネ事業

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1652号(2025/06/09発行)4面