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ヤマダ・エスバイエルホーム、出産時の退職ゼロを達成

ヤマダ・エスバイエルホーム、出産時の退職ゼロを達成

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 女性が働きやすい職場にしたい―――。ヤマダ電機グループの住宅会社、ヤマダ・エスバイエルホーム(群馬県高崎市)は、2006年10月に「女性活躍推進チーム」を発足。女性ならではの目線での職場環境改善を行ってきた。現在、全社員1140人のうち164人が女性の同社は、なんと昨年1年間、出産を契機にした退職者ゼロ人を達成した。

ヤマダ・エスバイエルホーム 女性活躍推進チームのメンバー女性活躍推進チームのメンバー。
左から安部文子リーダー、特建事業部倉田亜矢子総務主任
兵庫支店林三知代設計係長、大阪支店菊谷惠子総務主任

女性ならではのストレスをなくそう

 女性活躍推進チームは設計、商品開発、総務、人事部門から女性1人ずつが集まり、これに男性の役員2人が加わった6人グループだ。チームのミッションは女性が長く働きやすい環境をつくること。「特に男性が気付きにくい女性ならではのストレスをフリーにすることです」と女性活躍推進チームの安部文子リーダーは話す。チームができた10年前でも、同社は女性の採用を推進していたが、労働条件は法令の範囲内であっても、女性にとって十分に働きやすい環境とは言えなかったという。

 そのような環境をどう変えてきたのか。成果は2つある。1つは、子供が小学校3年生まで時短勤務できるということだ。通常、同社の勤務時間は8時50分から17時20分まで。この退勤時間を最長1時間まで早めることが認められた。提言前は子供が3歳までの時短勤務が可能だったが、以降は通常の勤務時間に戻る。そのため、子供がまだまだ小さいために、定時まで勤務ができない状態になっていた。

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