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ゲーム事業を手掛けるグリー(東京都港区)は、リフォーム市場に参入する。このたびオンライン上でリフォーム商品を販売するサイト「いえプラス」をオープンした。運営はグループのリフォーム事業専門会社グリーユナイテッドライフが担う。年内には300社の工務店と提携し、全国でサービスを展開する考えだ。
定額リフォームをネット販売
サイトで定額リフォーム1000点販売
「いえプラス」はインターネットでリフォーム商品を販売するサイト。モノだけでなく工事も付く。商品の特徴は商品代、工事費、保証費、解体費などが含まれた"コミコミ価格"になっている点だ。さらに、1年間の工事保証と水まわり設備の5年間メンテナンス保証がつく。
取り扱いメニューは、壁紙・床、キッチン、バス、トイレ、洗面化粧台、シロアリ防除、賃貸リフォームパック。商品数は約1000点。対応エリアは東京、愛知、大阪、福岡、広島、仙台。
ユーザーの利用方法は、「いえプラス」を通じて希望するリフォームを選択。後に、サイト加盟工務店が現地調査に訪問。担当者が診断した後、ユーザーと工務店がオンラインシステム上で契約を結ぶ。工務店は材工で請け負う。グリーは工事金額の一部を収益とする。
ターゲットは、リフォームを検討しているが価格に不安を持ったり、業者選びに悩んだりしているユーザー。
ユーザーは分かりやすい価格と家に居ながらにして、さまざまなリフォームを検討できる点がメリット。グリーユナイテッドライフの浅沼達平社長は「リフォームの価格は各社ばらばらで価格の統一感がない。幅もあまりにも広く分かりにくい市場のため、分かりやすいリフォームの提供の仕方が必要だと思った。インターネットを活用してこのリフォーム市場の課題を解決していく」と話す。
パートナーのリフォーム会社・工務店は現在数十社。同社の定める基準を満たす業者と提携。現在も加盟店を募集中で、年内には300社にまで増やし、全国でのサービス展開を進める。初年度の売り上げ計画について具体的な数字は非公開。
グリーは昨年末よりゲーム以外の新規事業の立ち上げを推進。ブランド品の買い取りを行うサイト「uttoku」を立ち上げ、リサイクルビジネスに参入している。また、ホテル予約アプリ「Tonight」も立ち上げている。なお、グリーの売上高は1522億円(2013年6月期)。

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