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上新電機(大阪府大阪市)のリフォーム売り上げが好調だ。4月から本格的に取り組んだ水まわりリフォーム売り上げが7月時点で、月間計画の4億円を上まわり、5億円となった。オール電化、太陽光を合わせた今期の事業売上高100億円達成に向け順調に推移している。
上新電機は、今期からキッチン、バス等の商材の取り扱いを開始し、水まわりリフォームを本格化。前期リフォーム関連売り上げ約50億円を1年で倍増する計画を掲げていた。
4月後半からは、約220店舗の家電量販店にリフォームコーナーの新設を開始。大阪の岸和田店をはじめとして、約2カ月で65店舗にコーナーを開設した。当初の年間65店舗の計画を大きく上回るスピードでの展開を見せる。さらに、来年4月までに北陸地域を含む約60店舗にリフォームコーナーを設ける予定。
「弊社はコアなファン層が多いので、リフォームを開始する旨をDMで告知しただけで、大きな反響がありました。対応するスタッフ数も予定以上に増やしています」(笹沢淳スマートライフ推進部部長)
現在の専任スタッフは64人、施工管理者は25人となった。今後は家電販売スタッフをリフォーム担当へ徐々に移行し、人員数を増やす計画だ。
「当初は1店舗あたり1、2人のスタッフを付ける予定でしたが、出店スピードが速まったので7、8店舗を見る基幹店を各地につくり、そこに人員を集めています」(笹沢部長)
リフォームの経験が浅いスタッフでも顧客対応できるように、「JUMPシステム」という反響からアフターまで一貫管理できるシステムを構築。手間がかかる見積もりも、オプションや製品を選ぶだけで簡単に作れる仕組みとした。Excelでの見積り作成と比較し担当者の手間が10分の1に減少する。今後はカメラで既存のキッチンなどを撮影すると、自動でサイズが測れるシステムも組み込む。
3年後には300億円の事業売り上げを計画している。

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