自分自身が"大地震に見舞われるかもしれない"という意識は地域によって最大25.4%もの差がある。日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(以下木耐協、東京都千代田区)が行った耐震診断受診者の大地震への意識調査で明らかになった。
「日本国内で10~20年以内に"東日本大震災"クラスの地震が再度発生すると思いますか?」という質問では、全国6エリア全てで「はい」が8割以上を占めた。
また「東日本大震災クラスの地震に、ご自身が遭われると思いますか?」の質問では「はい」の割合は「関東」が71.25%と最も高く、次が「中部」で69.7%だった。最も「はい」の回答数割合が低かったのは「中国・四国・九州・沖縄」で45.76%、地域差が最大25.4ポイントもあることが分かった。
なお平成18年4月1日~平成26年6月30日までに木耐協で実施した耐震診断のうち、2万176件の耐震診断を分析した結果では、耐震性が最も高い「九州・沖縄」エリアは平均評点が0.666だったが、「中部」エリアは0.510、最も低い「関西」エリアは0.506だった。
調査は平成23年12月1日~平成26年3月31日までに木耐協が耐震診断を実施し、事務局の「診断後アンケート」に協力した1487人の回答を分析したもの。

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