健康住宅(福岡県福岡市・年商36億3100万円)は、高性能を売りに年間約100棟の新築を手掛けるビルダーだ。2023年から性能やデザイン性を向上させる大規模なリノベーション事業にも着手し、今年9月にはモデルハウスを開業した。自社の強みを生かして、同事業の拡大につなげる。
築50年物件を改修、断熱性向上
高性能リノベ棟開設
七隈リノベモデルハウス、1階のキッチン・ダイニング(ヌック)、古い壁付のI型キッチンから、家族みんなが使いやすい対面フルフラットキッチンにリフォーム
同社は、築50年の中古2階建て住宅をフルリノベーションした「七隈リノベモデルハウス」を今年9月にオープンした。敷地面積は72.99坪、建物面積は45.66坪だが、37.57坪へとあえて8.08坪減築し、駐車場と玄関アプローチを設けた。
同リノベモデルハウスの特徴は、主に2つある。
1つ目は断熱性・気密性・換気性能向上で、無断熱に近しい状態の既存住宅を改修後、断熱面では2024年7月時点でUA値0.48(断熱等級5)に、気密面はC値を0.65と改善させた。壁には現場発泡硬質ウレタン「アクアフォーム80mm」、床は「ネオマフォーム30mm」を使用、また窓は既存の物を生かしながら内窓を設置、ダブルLOW-Eトリプルサッシ(アルゴンガス入り)を採用した。
この記事の関連キーワード : 健康住宅

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1635号(2025/02/03発行)5面
-
1634号(2025/01/27発行)11面
-
1633号(2025/01/20発行)4面
-
1633号(2025/01/20発行)8面
-
1633号(2025/01/20発行)1面