ZEBReadyを実現している
同社の特徴でもある無垢材を随所に活用し、木視率を意識した木質化にこだわった
改修前

社員の働く環境の改善を目的に、本社の敷地全体をリノベーションしたのが新産住拓(熊本県熊本市)だ。断熱改修を施して本社兼ショールームはZEBReady(ゼブ・レディ)を達成し、快適な温熱環境を実現した。また、地域のコミュニティ拠点を開設し、地域との共存や認知度向上を目指す。
木視率を意識
同社は住宅・非住宅の建築とリノベーション、不動産事業などを手掛けている。2025年7月期の売上高は58億円、そのうちリフォーム売上高9億1000万円を占める。従業員数は154人。
同プロジェクトでは築30年弱の本社を、本社兼ショールーム「TOBIRA labo(トビラ ラボ)」へ改修した。延床面積は1204平米。1階・3階はワークスペース、2階はショールームで構成されている。
リニューアルにあたり、職場環境の改善を図った。高性能グラスウールなどの断熱材や断熱性能の高い開口部、省エネ性能の高い空調設備を導入し、「ZEBReady」を実現。ZEBReadyとは、再生可能エネルギーを除き、基準1次エネルギー消費量から50%以上の1次エネルギー消費量削減に適合した建築物のことを指す。これにより、社員が快適な温熱環境のもとで業務に集中できるようになった。また、フリーアドレス制を導入し、社員同士のコミュニケーションの活性化にもつなげている。
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