北洲(宮城県黒川郡)は、自社の不動産部門で中古住宅仲介を開始する。物件探しとリノベーション施工のワンストップサービスにすることで、ユーザーの負担を軽減させ、受注を拡大させることが狙いだ。
年間約15棟の中古物件のリノベーションを提供する同社では、これまで物件探しは主に付き合いのある不動産業者に委託していた。今後は自社で仲介も行い、物件探しからプランニングまで一貫した専属のスタッフに相談できるサービスを提供する。
また他社との差別化を図るため、同社の新築OB客への売却提案を積極化させ、自社だけで取り扱う中古物件を増やしたい考えだ。
「よりユーザーにメリットがあるサービスにするため、仲介手数料を無料にすることも考えています」(佐藤洋一課長)
同社のリフォーム売上高は18億円で、そのうち中古仲介を伴うものは2億円。1件あたりの平均単価は、1000万円から1500万円。来年には年間20棟の受注を目指したいとしている。

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