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山形No.1ビルダー「ユニテハウス」好調クリエイト礼文

山形No.1ビルダー「ユニテハウス」好調 クリエイト礼文

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 山形県で5年連続新築着工数1位。他県も含め年間235棟もの住宅を供給しているのが、クリエイト礼文(山形県山形市・売上高47億4100万円)だ。4月の消費増税の影響で市況が落ち込む中、同社では今期、前年度比14%増の年間270棟の供給目標を掲げ、順調に推移している。FC展開も行う、同社のコンセプト住宅「ユニテハウス」の中身に迫った。

「ユニテハウス」施工例
「ユニテハウス」施工例

 「ユニテハウス」の特徴は、「土地を持っていない、一次取得者をターゲットにしている点」と大場一夫社長は話す。土地と建物で平均価格は2300万円~2400万円。「ユニテハウス」は、年収300万~400万円の人も手にできる注文住宅だ。

 ただ安いだけではない。近代建築の巨匠ル・コルビュジエの名言「住宅は住むための機械である」をコンセプトに、機能性と合理性を追求。箱型で総2階建てのシンプルな形状や2×4工法で自由に変えられる間仕切り、坪36坪で1000万円等の分かりやすい価格帯、金属サイディングによる低メンテナンス性などを盛り込んだ。

 元々不動産事業を営んでいた強みもあり、豊富な土地情報と上物と合わせた提案も支持された。現在、年間4500~5000棟の新築供給といわれる山形県で、約5%のシェアを獲得。市内では10%超のシェアNo.1ビルダーの座を守っている。

 「山形で実現できたこのビジネスモデルを、他地域に持っていけば成功できるはず。FC加盟店と合わせて年間1000棟を提供し、ブランドを作りたい」(大場社長)と、FC事業を開始。現在22社が加盟し、最大供給先はこの「ユニテハウス」で年間31棟を提供する。中には初年度で18棟の実績を作った強者(つわもの)もいる。

 工務店だけではなくリフォーム事業者も加盟対象。FC加盟金は250万円。月会費5万円、加えて成約1棟につき5万円のロイヤリティが基本費用。4月には部材工場が完成。将来的には加盟店に部材提供も検討していく。

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