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- > Cocolive、家探しの新サービス「KASIKA」開始
家探しをしている人のニーズを「可視化」できる。このようなコンセプトを元に開発されたウェブサービスが「KASIKA(カシカ)」だ。運営はCocolive(東京都港区)。不動産事業者のウェブサイトに訪れたユーザーの行動を把握し、どのようなニーズがあるのかを分析できるサービスとなっている。開発の狙い、サービスの特徴について聞いた。
いつサイトに来たか、メールを確認したかが分かる
どの物件が好き?ランキングで分析
「KASIKAは不動産会社のウェブサイトを見ている方の行動を検出するサービスです」。こう話すのは山本考伸社長。
例えば家探しをするユーザーがあなたの会社のホームページに訪れ、掲載されている中古住宅情報をクリックしたとする。するとそのお客さんがどの物件をどれくらい見ていたのか、これがデータで解析され、営業マンが見られるようになる。「あるお客さんが下北沢の物件ばかり見ている、新築ではなく中古物件ばかり見ている、こういう情報が分かれば、どういう家を探しているのかが分かり、営業がしやすくなります」(山本社長)
最も見ていた物件、最も長くいたページなどが顧客ごとにランキングで表示されるため、どんな情報に関心を持っているか把握しやすいようにできている。さらにアクセス情報は蓄積されるため、「最初は4000万円台の物件ページばかり見ていたが、最近は3000万円台をよく見るようになった、といったことにも気づくようになります」(山本社長)
お客さんが見た物件を閲覧回数順にチェックすることも
いつサイトに訪問したのかもわかる
さらに、ホームページに来たアクセス日時も分かる。そのためお客さんがいつ頃物件探しをしているのかも分かりやすいという。「パソコンで月曜日の昼に見るケースが高い、ランチの時間に探している、ということが分かれば、この時間にメールを送れば開封率が上がるのでは、という戦略が立てられます。つまり営業のタイミングが分かる」(山本社長)

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