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あんど、民泊で仮住まいを確保社会的弱者救う術

あんど、民泊で仮住まいを確保 社会的弱者救う術

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 民泊物件を使い、高齢者や障害者の一時的な住まいとする取り組みがスタートした。これを行うのは今年3月に設立された、あんど(千葉県船橋市)。様々な理由で住む場所を失くした社会的弱者への支援策をリポートする。

あんど 西澤希和子社長(左)と友野剛行社長(右)西澤希和子社長(左)と友野剛行社長(右)

明日から住む家がない

 「住んでいたアパートが火事になり、明日から住む家がない」

 船橋市役所の相談窓口で、70代の女性はそう話した。担当者が話を聞くと、火事の後、新しい住まいを見つけようといくつかの不動産屋を訪ねたが、身内がおらず仕事もなく、すげなく断られたという。そしてホテルに泊まるだけの貯金は、もうない。

 すでに時刻は午後4時45分。窓口業務の終了まで15分を切っていた。窓口担当者はすぐさま、あんどの友野剛行社長に電話をかけた。

 「今日から使える家はありませんか。今すぐ教えてほしい」

 あんどは障害者が共同生活を送るグループホームの運営を行う友野社長と、建築・不動産業を営む西澤希和子社長が共同で立ち上げた。

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