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35人の建築士が活躍
年間2000件ものインスペクションを実施している南勝(大阪府大阪市)。個人でもこれまでに1000を超える物件を診断してきた印南和行社長に診断ビジネスの実態について話を聞いた。
実際の検査の様子
メーンは中古住宅の買い主
依頼の6、7割を占めるのは、中古戸建ての住宅検査。購入前の不安を拭うために、購入検討者から依頼があるケースが多い。既存住宅瑕疵保険を付けたい人からも人気だ。依頼が増えているのはネット集客が強いから。ホームページ上で、中古戸建て、新築戸建て、中古マンション、新築マンションなど、種別ごとに明確な料金設定と検査内容を提示。さらに、検査に提出する報告書のサンプルやユーザーアンケートを掲載することで、安心感を獲得している。また、中古戸建ての場合で5万円~という価格は、他社と比べて安価だったというユーザーからの声も多いという。
インスペクションを実施するのは、パートナー契約を結ぶ一級建築士。全員が「建物アドバイザー一級」を取得済みで、全国で35人が活動中だ。
150の検査項目
検査内容は、大きく分けて、建物外部、室内、床下、屋根・天井裏、設備、建物外周の6つ。項目数は150以上に及ぶ。具体的には、基礎や外壁、床下、床、壁、水まわりの設備など。床の傾きなど、目視での検査が難しいものは、レーザーレベルといった専用機器を使用する。各検査機器は、基本的に検査員が各々で用意。

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