有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

プレイス・コーポレーション、HEAT20G2レベル相当実現

プレイス・コーポレーション、HEAT20G2レベル相当実現

このエントリーをはてなブックマークに追加

由緒ある街並みと景観と一体に

鎌倉市に築46年の戸建て住宅をリノベーションし、新築以上の性能を持つ物件が誕生した。手掛けたのはリノベーション住宅や新築住宅の分譲などを手掛けるプレイス・コーポレーション(神奈川県横浜市)だ。意匠設計はリツデザイン一級建築士事務所、構造設計は高橋建築工房、施工は青木工務店、コンサルタントはu.companyが担った。同プロジェクトはYKK AP(東京都千代田区)の戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクトによるもの。どのような物件に生まれ変わったのか浜田伸社長に聞いた。

プレイス・コーポレーション 外観は鎌倉の由緒ある街並みと景観になじむように一新上:外観は鎌倉の由緒ある街並みと景観になじむように一新。レッドシダーの板張りがこだわり
下:改修前の外観

コロナ禍の移住ニーズを想定

リノベーションでは、外観は鎌倉の由緒ある街並みと景観になじむように一新した。外観のこだわりはレッドシダーの板張りだ。浜田社長は「自然との調和や鎌倉との景観を考えた時、どうしても木製の外壁を使いたかった」と語る。

内装はシンプルで素材感を感じられる空間に仕上げた。YKK APの開口部耐震商品「FRAME II」を現しにしている点にリノベーションらしさが光る。フローリングは無垢材を使用し、キッチンや収納、建具などは造作とし、木の温かみを感じられる。1階の和室とリビングの間取りをつなげてオープンリビングとし、開放感と広さを確保した。

同物件のターゲット層は、30~40代の共働きの夫婦。このターゲット層に向けたプラン作りにも注力した。例えば、1階の北側には書斎スペースを用意したが、机や本棚などはなく書斎としての作り込みはしていない。「カウンターを作るのも良いし、収納スペースにしても良いし、用途を決めずに自由に使いこなしてもらいたい。お客さんが住みながらカスタマイズすることを想定しています」(浜田社長)

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる