【住宅リフォーム売上ランキング2014】住友不動産9年連続の1位

　今年の「住宅リフォーム売上ランキング2014 BEST600」は、1000億円超え企業が3社に増加。また、消費増税前の駆け込み需要等により、大半の企業が増収という結果になった。

住友不動産グループ10年連続トップに王手

今年の住宅リフォーム売上ランキングは住友不動産グループがトップを死守し、9年連続の1位となった（リフォーム産業新聞社調べ）。「新築そっくりさん」事業の売り上げも1000億円を超え過去最高を記録。全体で150億円以上の増収だった。

1300億円近いリフォーム売り上げを計上し、トップを維持した最も大きな要因は「新築そっくりさん」事業の拡大。2012年度は2.9％の増収だったのに対し、2013年度は13％増と2ケタ成長した。拠点も19カ所増えて100カ所を超え、事業基盤を広げつつある。

2位は昨年同様に積水ハウスグループ。業界ナンバー1となる218万戸の住宅ストックへの営業提案が寄与し、前年度比12.1％増の1250億円を計上。営業利益も21.6％増の140億円と増収増益だった。

続く3位に入ったのは、1000億円を初めて突破した積水化学工業グループ。売り上げの9割以上を約50万戸の新築ストックで稼ぎ出しており、今後はより顧客接点強化を進める。

4位以下で注目したいのが、伸び率135％とトップ10の中では最大の伸び率となった三井不動産グループ。グループ内で新規客開拓を担う三井不動産リフォームの大型受注が順調に推移した上、三井ホームのOB客向けの受注も2ケタ増と好調だった。

家電量販店のエディオンは約100億円の増収と急成長を続けている。今期は635億円とさらなる増収目標を掲げており、続く来期は1000億円を狙う。2面からは11位以降を紹介する。47面に「remodeling」誌による米国のランキングを掲載した。

☆第2位　積水ハウスグループ　→積水ハウス、リフォーム事業好調

☆第3位　積水化学工業グループ　→積水化学工業グループ、1000億円を突破

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