・伊藤忠商事は自社の蓄電池と、英国企業のAIシステムを合わせた蓄電システムを販売する
・今後太陽光で発電した電気を自宅や地域で使う流れが拡大すると見込まれる
・英国モイクサ社のAIソフトウェアによって太陽光や蓄電池の効率的な運用が可能に
蓄電池の充電放電を最適化
伊藤忠商事(東京都港区)は自社の蓄電池「Smart Star L」と、英国のモイクサ社のAIシステム「Grid Share」を組み合わせた次世代蓄電システムの販売開始を発表した。発表会は駐日英コック大使館の公邸で行われ、ポール・マデン駐日英国大使も参加した。
左からモイクサ社のサイモン・ダニエルCEO、ポール・マデン駐日英国大使、伊藤忠商事の石井敬太常務、TRENDの妹尾賢俊社長、東京電力の見學信一郎常務
これまでに同社の蓄電システムは累計1万台を販売している。今後、太陽光発電の固定価格買取制度が2019年10月より、順次終了していく。そのため、太陽光で発電した電気を自宅やその地域で使う流れが拡大していくと見込まれている。蓄電システムは毎日変動する天候や発電状況、電力消費量など、様々な変動要素を考慮に入れた制御が求められるようになる。今回、モイクサ社のAIソフトウェアによって、太陽光ならびに蓄電池の効率的な運用を可能にする。

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