【建材・設備流通会社売上高ランキング2019 ・注目企業リポート Case1】野原ホールディングス、13万点の建材が買えるサイト運営

・野原ホールディングスは、建材流通のデジタル化と事業多角化を推進
・建材販売サイト「アウンワークス」では登録会員数が1万人を突破
・海外展開も行い、中国やインドネシアへの進出を進めている

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1万件を超える新規顧客を開拓

　14位の野原ホールディングス（東京都新宿区）は、流通のデジタル化と事業の多角化を進めている。昨年7月に代表取締役社長兼グループCEOへと就任した野原弘輔氏は、「建材のウェブ販売に力を入れていきたい」と語る。

「アウンワークス」の商品ラインアップは13万点以上

FAXよりも便利なものを

　「建材流通は、従来のface to faceのやり取りからウェブなどを通じたデジタルなものに置き換わっていく」と野原社長は話す。

　同社では、2015年に建材販売サイト「アウンワークス」をオープンし、人気を集めている。16年8月に1000アカウントだった登録会員数は、昨年5月には1万アカウントを突破した。

　同サイトでは、1000メーカー13万点の商品を自由に選んで購入することができる。現在の商品のラインアップは、下地材や壁紙といった内装材が中心だが、今後は住宅設備機器を含め、さらに拡充していく予定だ。