HAPROT(広島県廿日市市)は、企業向けウィメンズヘルスケアのWelmap(ウェルマップ)事業を立ち上げた。産婦人科でリハビリを担当していた理学療法士が、健康経営の一環として女性特有の健康問題を解決するサービスを展開する。
企業向けに運動指導と基礎知識を提供
ウィメンズヘルスケアとは、女性特有の体の構造や役割、性差に注目した医療分野のこと。働く女性の健康に関する課題として、接客業など女性が比較的多い職種の諸問題、月経、女性特有の疾病、妊娠・出産、更年期障害の5つが挙げられる。そのなかで、ウェルマップ事業は月経、更年期、産前産後の3つを対象とし、それらに対して運動指導と基礎知識を提供する。
具体的には、会社の会議室などで社員に対して、基礎知識セミナーと職場で行える運動方法を実施する。その後、朝礼時などに10分間の運動を実施し、毎月の運動方法のチェック、痛みの評価などを通じて経過を観察する。症状が重たい社員に対しては個別相談にも対応する。費用はプランや人数によって異なるが、10〜20人の対応で年間100万円から。
同事業部担当責任者で理学療法士の満元優香氏は「月経で悩んでいる方は少なくありません。産後の体調不良で退職となれば、会社にとっても痛手となります。女性だけでなく、女性社員を多く抱える社長や管理職など男性にもアプローチしていきたい」と話す。
理学療法士 満元優香氏

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