学生が対象、応募数49点
ARC style(静岡県富士市)は、建築を学ぶ高校生以上の学生を対象にしたデザインコンペティション「Student Design Competition」を初開催。受賞作品を同社の専用ホームページ内で発表した。
最優秀賞「くらいから、よくみえる」
同社は、全国の同団体加盟工務店のデザイン力や設計・技術力向上を目的に「ARC style Japan Designer`s House Award」を2015年から年1回開催している。今回は学生を対象としたコンペ「第1回ARC style木造住宅コンペティション(学生限定)」を新設。
リモートワークの浸透により首都圏から地方に移住する家族が増えていることを受け「首都圏から静岡県富士市へ移住を希望するご家族に向けた木造住宅の提案」をテーマに募集。全国から49点の応募があった。ビルダーや工務店、不動産業の代表ら32人の審査員が審査を行い、最優秀賞と優秀賞、審査員特別賞各1作品などが選ばれた。
コンペ新設の目的は、次世代の建築業界を担う才能あるデザイナーの発掘と、独創的なアイデアで未来の建築界に新たな基準を設けること。今後もデザイナーへは設計力披露の機会提供、一般の方には家づくりの真髄を見ることができる場所にしたいとした。
最優秀賞は「くらいから、よくみえる」。窓から見える景色にスポットを当てた作品。あえて室内を暗くすることで、外部空間を強調してる点が特徴的だ。広島大学工学部第四類建築プログラム4年、齋藤翔太氏。同大学院先進理工系科学研究科建築学プログラム2年、高尾耕太朗氏。優秀賞は「富士を感じる大地の家」。日本大学大学院生産工学研究科建築工学専攻1年、平松凌太朗氏。審査員特別賞は「Catenary BeamResidence」。日本大学大学院生産工学研究科建築工学専攻2年、渡邉純平氏。

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