建設人材のマッチングプラットフォームを運営する助太刀(東京都新宿区)は「助太刀学院」を10月に開校した。職人の新たなキャリアパスを支援するだけでなく、他業界から入職者の増加を目指す。
近年、大手ゼネコンなどは、社員や協力会社の職人、施工管理者の育成支援に取り組みはじめた。一方で育成体制が十分に整わず、職人の育成に悩みを抱える企業もある。
同社は職人のキャリアパスを支援するため「助太刀学院」を立ち上げた。隙間時間で受講可能なeラーニング講座を提供することで、現場を休まずに資格取得が可能になる。
当面の間は、建設業で必要となる特別教育のうち5科目の講習を用意。来年度からは特別教育20科目や施工管理受験対策講座の開設を目指す。
大塚裕太学院長は「現場で働く方々に新たなスキルや知識を学ぶ場を提供することで、自ら望むキャリアや取引先との仕事を実現することが可能になります。多くの若者が入ってくる業界となることを目指します」と話す。
将来的には、デジタル資格証により「助太刀アプリ」と情報を連携し、資格を活用したキャリアアップの実現が可能になる。

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