エネルギー、住まいを中心に多事業展開するサーラグループが2018年度のグループリフォーム売り上げ100億円に向け、教育制度を強化している。昨年12月からは社内資格制度も開始。提案の品質の向上、均一化を進めていく。
リフォーム100億円へ基盤構築
同グループではリフォーム会社のリビングサーラにリフォーム本部を置き、事業戦略の立案から制定・構築、事業計画の策定を実施。グル―プでリフォーム事業を行う中部ガス、ガステックサービス、サーラ住宅、サーラハウスサポート、中部ホームサービスと事業強化に取り組んでいる。
近年、特に力を入れているのが、顧客と直接関わりあう営業マンのレベルアップ。各種研修やマニュアルの整備を進めていく中、新たに独自の資格制度を構築した。
「今年からはサーラ住宅、サーラハウスサポートも連携することになりました。グループとして横串でリフォームに取り組む」とリビングサーラの伊藤博リフォーム本部マネージャーは話す。
資格は、各社に在籍するリフォーム営業マンが受講。経験や公的資格、研修習得スキルに合わせリフォームエキスパート1~3級の3種を設定した。12月は52人が受講し41人が合格。将来は従来の公的資格ではなく、社内資格を手当てに反映することも計画している。
「各ショップに資格取得者を何人配置するなどの要件もつくりました」(伊藤マネージャー)例えばガスショップでは11月までにリフォームエキスパートが1人以上在籍することを要件とした。来年はリフォームエキスパート2級が1人以上と、要件を厳しくする予定だ。
現在グループのリフォーム売り上げは、61億円。2018年度100億円の中間となる2016年度には73億円を目指す。

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