大手ハウスメーカーのミサワホームグループ(東京都新宿区)が、大型リフォームの受注を伸ばしている。全面改修や断熱に訴求したブランドを次々と発表。300万円以上の受注は2年で2割増しとなった。
300万円以上の受注、2割増
平均単価1400万円
「まるまるリフォーム」のウェブサイトを開設。木造2階建て30坪の場合940万円が目安
ミサワホームグループがリフォーム事業を伸ばしている。前期の売上高は651億円。2020年度はコロナの影響もあり、その前の期の約1割減となる596億円に落ち込んだが、コロナ前の水準まで戻ってきた。
この2年間で注力してきたのが、300万円以上の高単価受注だ。全体の工事件数5万8300件のうち、300万円以上の案件は4500件に上る。2年前の3700件に対して2割増となった。
「まるまるリフォーム」という全面改装リフォームのブランドを作ったことが受注を後押しする。例えば、リビングスペースの拡張と水回り設備の移設による間取り変更を実施するプランが該当。これに床や壁、インテリア、照明などの提案も加えることもある。平均単価はミサワホームのオーナー顧客が1100万円、オーナー以外の一般顧客が1400万円。2000万円を超える案件も珍しくない。
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