トヨタホーム、買取再販強化へ新ブランド 2年後、年100戸販売へ

大手ハウスメーカーのトヨタホーム（愛知県名古屋市）は、買取再販事業を強化する。7月、買取再販の新ブランド「SumCle（スムクル）」を立ち上げ、今期35戸、2025年度に年100戸の販売を目標に掲げる。同社が提案するのは、「消費者が安心して買える」再販住宅だ。

耐震、断熱性向上

スムクルとして販売する物件

同社が始めた買取再販は、「住宅性能だけでなく、販売後もお客さまに安心を提供することを目指している」（ストック事業部営業推進室室長、松元徳泰氏）ことが特徴だ。

まず住宅性能面では、性能向上リフォームを施すことで差別化する。例えば、床下断熱やペアガラスの樹脂窓の採用、構造補強などを行う。水回りは最新のものに取り替えて間取りも変更し、外壁も塗り替える。

「自社で建てた物件の構造はデータからわかるので、どこをリフォームし補強すべきかを提案できます」