住友林業(東京都千代田区)は買い取り再販事業を強化する。再販事業とは中古住宅を仕入れ、リフォームしてから再販売するもの。今期は戸建て、マンション含め200戸の販売を計画している。
マンションについては、専有部のみの再販に限定せず、1棟丸ごと再生も手掛ける。今月新たに着手したのは、愛知県名古屋市にある築23年の旧社宅。社宅再生は初。
名称は「Forest Haven HYOTANYAMA(フォレストヘイブン瓢箪山)」。RC造4階建てで、総戸数は30戸。
再生コンセプトはリノベーション事業を展開するブルースタジオと主に作成。子育てがメーンテーマ。
駐車場だった敷地を中庭に再生し、子供がのびのびと遊べるスペースを用意。親子で楽しめるバーベキューエリアや、入居者同士のコミュニケーションが促進する仕掛けも盛り込む。
再生イメージ。中庭を子どもと遊べるスペースに
専有部には同社グループが開発するカバの天然無垢床材や自然素材の壁紙を使用し、ぬくもりのある空間づくりを提案。また最上階は天井を取り払い、ロフトスペースを新設するなどのプランも用意。
その他、保証書発行、巡回点検、既存住宅性能表示制度A判定取得、既存住宅売買瑕疵保険の付保なども計画しており、購入者の不安を取り除く。
6月29日にはモデルルームがオープンする。
7月上旬には契約を開始し、9月下旬から引き渡しをしていく予定。
「マーケットが拡大しており、国も良質な中古住宅の流通促進を推進している中で、既存住宅の性能を高めるリノベーション事業に注目した」(広報)

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