大和ホームズオンライン(東京都千代田区)はこのたび、ウェブサイト「中古マンSHOW」を開始した。サイトでは首都圏の既存マンションに関する情報を掲載。紹介しているマンションの数は現状で約4600棟。今後も毎月1000棟の情報を増やす。最終的には首都圏にある4万棟を網羅する方針。サイトは中古マンションの購入や売却を希望するユーザーに利用してもらう考え。
マンション関連の情報サービス事業を手掛ける東京カンテイと協力することで、既存の不動産サイトに比べて、より内容の濃い情報を掲載している。
具体的には、その中古マンションが過去に取引された価格を示す売買価格相場を掲載。その他、投資家向けに賃料相場、表面利回りなども紹介。また、既存の間取り図もある。さらに、グーグルマップと連動しており、建物の外観や周辺の様子がわかるようになっている。建物を分譲した会社名や施工会社名も掲載するなどし、既存マンションのあらゆる情報をオープンにしている。
古マンションのデータを網羅した新サイト
さらにマンションが位置するエリア情報についても詳細な情報を掲載。具体的には、過去3年の駅周辺の新築マンション価格や中古の価格相場がわかる。賃貸に出した場合どれくらいの期間で回収できるか「マンションPER」といった数値も出している。
紹介している物件は売り出し中のものだけでなく、すべてのマンションが対象。実際の購入には同社の不動産売買を担当する「バイヤーズエージェント」職のスタッフがサポート。
安光哲夫取締役は「中古流通が進まない要因の一つが情報の非対称性。プロは情報を多く持ち、ユーザーは情報不足。サイトを通じてこれを解決し、誰もが中古マンションを買ったり売ったりできるようにしていきたい」と話す。
同社は大和ハウス工業のグループ会社。ネットでの中古マンション売買を事業とする。

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