CONY JAPAN(大阪府大阪市)が昨年7月にスタートした水まわり専門店「リフォーる」が好調だ。オープンから営業スタッフ5名で月間粗利益額800万円を達成。売上高ベースでは、月商2500万円ほど。初年度売上高は3億円に到達する見込みだという。好調な業績を受け、3月には第1号店と同じ堺市に2号店をオープンする計画だ。
「リフォーる」の特長は水まわり専門店であることと、商品の安さ。取り扱い商品はキッチン、バス、洗面台、給湯器など。価格は家電量販店などの競合店をチェックして、最も安く値付けしている。その他、チラシでは追加料金は一切なし、工期は3時間と打ち出している。低価格で気軽にリフォームできる点が好調の要因だ。
ショールームの店内には水まわり設備を展示
赤石幸彦取締役本部長はこう話す。「リフォーるが選ばれている一番の理由は『安い』ということ。大手家電量販店さんよりも数万円安い商品もあります。ある調査でわかったことなのですが、リフォームしない理由は『支払える金額ではない』『価格相場がわからない』といったお金に関する不安が大きいからなんです。その不安を払拭したいんです」
同社ではリフォーる店のオープンにあたり、低価格でも利益が出るように仕入れや工事の経費を大幅に見直した。
CONY JAPANは従来から「スペースアップ」というリフォームブランドで事業を推進。大阪を地盤としながらも、関東や九州などにも進出し、21店舗を展開してきた。今後について赤石取締役は「関西エリアについてはスペースアップブランドではなく、リフォーるの店舗展開に力を入れていく。来期は10店舗くらい出したい」と話す。

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