積水ハウスグループのリフォーム売り上げが業界最速で1200億円を超えた。2014年1月期の同事業売上高は前年度比12.1%増の1250億円となり、営業利益は同21.6%増の140億円の増収増益だった。業界NO1となる218万戸の供給ストックを生かした営業戦略が寄与した。
来期も増収の1370億円を計画
同社のリフォーム売り上げは上方修正後の計画値1255億円には及ばなかったものの、当初計画の1220億円は上回った。2期ぶりの2ケタ増収であり、売上高、営業利益とも過去最高を記録した。
人員の増員などにより供給ストックに積極提案を行い、特に省エネ改修や性能向上リフォームの提案注力が拡販につながった。受注高は同16.1%増の1351億円、受注残高は同48.6%増の307億円だった。
来期は、売上高が前年度比9.6%増の1370億円、営業利益が11.7%増の160億円とさらなる拡大計画を掲げる。同社は消費税増税にともなう駆け込み需要と反動減は限定的とみており、事業拡大に自信を見せる。
同グループが策定していた2014年度を最終年度とする中期経営計画の達成状況を見ても予定を大きく上回っており、強気の姿勢の背景が見える。
同中期の計画内で2014年度リフォーム事業売上高は1270億円、営業利益は1630億円としていたが、残り1年を残し、売上高達成率は98.4%となり、営業利益は既に計画値を超えた。今後は、自社のストック以外のリフォームも強化していく方針だ。

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