パナホームグループの2014年3月期のリフォーム売り上げは、前年度比13%増の535億円だった。パナソニックと連携した大型リフォームなどが好調で、2期ぶりの2ケタ増収となった。
13%の売り上げ増は2004年3月期に次ぐ成長率。初めて500億円の大台を突破した。
増収の要因の1つが大型リフォームの増加。昨年10月に営業開始したパナホームリフォームがそのけん引役となった。同社には、パナソニックES社から約40人が移り、パナソニックの空間提案ノウハウのマニュアル化を推進。工事単価アップを進めた。
今後の目標としては、5年後の2018年度に現在の倍のリフォーム売上高となる1000億円を目指す。1000億円の内訳として、売り上げの6割を新規客から獲得することが目標だ。2012年度段階では、新規売り上げが約150億円だったことから、450億円の増収を図る必要がある。そのため、前期は新規ビジネス展開を推進した。
マンション管理会社の合人社計画研究所と合弁で、分譲マンションの管理会社を10月に設立し、管理マンションへのリフォーム提案を本格化させた。また、11月に再販事業大手のインテリックスと業務提携し、再販事業への取り組みも開始した。再販事業は特に強化し、5年後に200億円ビジネスへの成長を図る考えだ。

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