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「ローン返済」理由に共働き急増、旭化成「家事分担」を調査

「ローン返済」理由に共働き急増、旭化成「家事分担」を調査

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 旭化成ホームズ(東京都新宿区)では共働き世帯が増加している背景を受け、「30代共働き夫婦の家事分担」についての調査を行った。同社によれば、共働き世帯は1989年以降急増し、その後安定していたが2009年をめどに急増。研究所では1989年と2012年の共働き夫婦の意識調査を比較している。

共働きで働く理由共働きで働く理由

 比較において際立っているのが共働きの理由だ。2012年夫婦での40~50%が「住宅ローンの返済」や「生活を維持するため」と回答。1989年夫婦に比べると20~30%ほど上昇しており、経済環境や収入の問題で共働きが増えている。実際に、旭化成の新築「ヘーベルハウス」を購入する世帯の二人に一人は共働きだ。夫と妻の収入比率は5対5~7対3。共働き家族研究所の入澤敦子所長は「今は夫婦で働いて家を持つんだという意識が強い。昔の方の共働きの理由とは異なる」と話す。

 また、1989年に比べ夫の家事参加率が上がっているという。特に上昇率の高い家事は洗濯物を干す。実施率が45%で以前に比べ34ポイント増。その他、洗濯物をたたむは39%で、33ポイント増。さらに、夕食の片付けは46%で33ポイント増。その他、育児では「おむつを取り替える」「寝かしつけをする」などの参加率が以前に比べて上昇している。「ご飯を与える、お風呂に入れるといった"楽しい"育児だけでなく、手間のかかる育児までに関わるようになってきていることが特徴」(入澤所長)。

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