野村総合研究所(東京都千代田区)は「2025年の住宅市場」と題したレポートを発表した。同レポートによればリフォーム市場は2025年に6.1兆円になると予想。同社では2011年度のリフォーム市場規模を約6.7兆円としており、マーケットは緩やかに縮小すると判断している。
住宅市場の予測
同研究所ではリフォーム市場規模に影響を与えるものを新設住宅着工戸数、名目GDP成長率、平均築年数とし、将来予測を行った。ただし、政府はリフォーム・中古住宅市場を現状の12兆円から20兆円に拡大する方針で、適切な施策が実行されれば市場規模の拡大につながる可能性があるとしている。
なお新設住宅着工戸数については、2013年度に98万戸だったものが、2025年には62万戸になると予測している。
同研究所では新設住宅市場の縮小は避けられず、住宅マーケット拡大にはリフォーム・中古住宅流通の活性化が必須としている。

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