住友林業(東京都千代田区)は、マンションの買取再販を強化する。マンション1棟を買い取り、共用部や専有部をリフォームした後に、各住戸を分譲していく。販売を開始したのは東京都世田谷区にある「フォレスティア上北沢」、愛知県名古屋市にある「フォレスティア桜山」。さらに秋頃に兵庫県西宮市のマンションも販売する。
上がアフター、下がビフォー。木の内装が特徴。
5月19日には、フォレスティア上北沢の内覧会を開催。建物は築27年で、総戸数は18戸。このうち5戸の販売を開始した。内装は、住友林業の強みである木を使ったプランにしている。例えば、床材には住友林業フォレストが開発したオーク材を使用。その他、住宅設備・建材など全てを一新している。専有面積は72平米。価格は5638万円から6348万円。また、共用部も改装。具体的には、子供とくつろげる「ハグくみの部屋」や、語らいの場「オーナーズラウンジ」、図書の貸し借りができる「シェアライブラリー」、野菜を育てられる「シェアファーム」などを新設した。
リノベーション営業部部長の和田誠司氏は「今は1棟仕入れることに重きを置いており、駅近の好立地の高価格帯の物件を仕入れられました。反響もよく、出だしは好調」と話す。
住友林業では4年前に中古住宅を仕入れ、リフォームした後に販売する「リノベーション事業」をスタート。マンションスの雰囲気を変えたいという需要が多い。
同社では住まいのコーディネートやインテリアにこだわる生活者への利用を促進していきたい考えで、住宅リフォーム会社とのコラボを進めている。企業よりもさらに割安な月額料金に設定し、より多くのユーザーに利用しやすくしていく方針だ。同社のコンシェルジュが部屋に合うアートを選定したり、サポートも行う。
森田博和社長は「アートの敷居を下げて、生活の中で気軽に楽しめるサービスにしたい。6月中にはレンタルできる作品を1000点に増やす」と話す。
同社は昨年7月に事業を開始。東京都渋谷区に「Fm」というアートギャラリーも運営している。
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