きっかけは「設備が古くなった」など
戸建てリフォームでは外壁や屋根など外観に関わるリフォームの実施率が高いが、マンションリフォームではリビングなど内装や間取りに関わるリフォームが上位にくることが、リクルート住まいカンパニー(東京都千代田区)の「2014年リフォーム実施者調査」で明らかとなった。
同調査は、20歳以上の首都圏・関西・東海の男女で、300万円以上のリフォームの3年以内実施者を対象に行ったもの。2014年の8月中に、スクリーニング調査と本調査を行い、スクリーニング調査対象10万6106人中、本調査有効回答620サンプルを得た。
その結果、リフォームをした部分は「キッチン(台所)」(58.5%)、「浴室」(57.1%)、「トイレ」(56.5%)、「洗面室」(56.3%)など水まわりが上位を占有。
戸建て、マンション別の結果は下のグラフの通り。戸建てリフォームでは、「外壁」(50.7%)、「屋根」(42.3%)など外観に関わるリフォームの実施率の高さも目立ったが、マンションリフォームでは「リビング(居間)」(73.3%)、「ダイニング(食堂)」(54.2%)、「寝室」(53.4%)など内装・間取りに関わるリフォームを実施している人が多かった。
一方、リフォームのきっかけは、上位から「住宅設備が古くなった・壊れた」(40.6%)、「家が古くなった・老朽化した」(33.4%)、「設備の使い勝手に不満がある」(27.9%)と続いた。
戸建てリフォーム実施者では、「外観の見栄えが悪くなった」(19.5%)が4位に入った。マンションリフォーム実施者では、「中古住宅を購入した・する予定(だった)」(19.1%)が4位のほか、「間取りに不満がある」(17.6%)など、間取りや内装の不満が上位にきていた。〈次号に続く〉
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