四季のリフォーム
~3カ月先の提案に備える~
初夏編 梅雨対策編
5月初旬、沖縄を皮切りに梅雨シーズンが始まる。雨漏りや室内の結露、カビの発生といったトラブルに頭を悩ます家が増えてくる。急な相談に備えるのと同時に、事前に対策を促すリフォーム提案の準備を始めよう。
雨漏り対策
雨漏りの被害は深刻だ。気軽に相談できる窓口を求める声は大きい
問い合せが増える雨漏り対策
梅雨時にトラブルが増える雨漏り。住人にとっては、これまでどこに頼ればよいのか分からない場合も多かった。
近年、インターネット上で気軽に相談できる、雨漏り専門のサイトが多く登場している。それを支えるのは、業者間のノウハウ共有や専門の資格制度。消費者に分かりやすい説明で、相談しやすい体制が整ってきている。
訴求力を高めるために、事業者間のネットワーク加盟を考えてはいかがだろうか。
内装で室内の湿度を調整
雨が多い時期に考えておかなければならないのは、室内のジメジメした湿気。カビの原因にもなる。室内の湿度と空気環境を考えるなら、内装材を替えるのがよい。
調湿機能がある内装材には、壁紙やボード、壁に貼るパネルなどさまざまだ。塗り壁では、天然素材の石灰などの空気を内部に通す成分が、室内の湿度を調整する。
内装リフォームを提案するなら梅雨の前に進めておきたい。
調湿の塗り壁
湿気の気になる部屋だけに施工するのもよい。塗り壁には、独自の質感も楽しめる 写真提供/シリカライム
湿度が高い状態では壁の微細な穴に湿度を吸着させ、乾燥すると放湿する 画像提供/シリカライム
すっきり使える室内物干し
梅雨シーズンに困るのは、乾かない洗濯物。この時期のヒット商品に、室内物干しがある。天井から吊るタイプや壁付け、窓枠に取り付けるものなど、つける場所やタイプも多様だ。
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