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YKK、2012年度MADOショップ1000店へ

YKK、2012年度MADOショップ1000店へ

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2011年7月末で1年半続いた住宅エコポイント制度が終了した。今後需要の減退が懸念される中で、主要窓メーカー3社の戦略を取材した。

「需要が大きく下がることはない」

「住宅エコポイントが終了したからといって、需要が大きく下がることはないと思います」YKK AP(東京都千代田区)岡本一成住宅建材事業部営業企画部部長はこのように話す。同社では主婦を集めてのグループインタビューを行っているが、その中で住宅エコポイントの認知度は半分ほどであった。そのため制度終了後の影響は少ないだろうとの見解から特別なキャンペーンは行わない考えだ。

ただ同社は現在全国350社あるMADOショップで、消費者に向けた窓リフォームの訴求を引き続き行う。ショップ数はトライアル中の予備群を合わせると500社に登り、2012年度で1000店舗まで増やす計画だ。加盟店向けサービスとしてはカルチュア・コンビニエンス・クラブと提携し、2011年6月からMADOショップでTポイントサービスを開始した。同サービスの開始に伴い、各ショップではTポイントの告知のぼりを設置。BtoCビジネスを行う店であることを消費者に認知させ、店舗への来店を促していく。

LIXIL、エコ商品のリフォームアイデアを提供

一方、LIXIL(東京都千代田区)はエコポイントの終了前、2011年7月から全国の120カ所あるショールームで「LIXIL暮らしの提案会」を開始した。

この提案会ではプロ向けに窓だけではなく、トイレ、バスルームなどを含めたエコ商品のリフォームアイデアの提供を行った。2011年9月からは消費者向けのイベントやセミナーもスタートさせる。

施主と流通に向けたキャンペーンを開始

三協立山アルミ(富山県高岡市)は駆け込み需要拡大、需要減対策として、一般消費者及び流通の各社を対象としたキャンペーンを開始した。消費者向けは「『エコ窓』deプレゼントキャンペーン」と称し、2011年6月1日から11月30日までの6ヵ月間、プラメイクEなどの対象商品を購入した人に抽選で毎月50名ギフトカタログが進呈される。また、流通向けには「『エコ窓』deキャッシュバックキャンペーン」を2011年7月1日から9月30日までの3ヵ月間行う。

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