伝統柄をアレンジ
「今風なふすま紙を作ってみたかった」。こう話すのは人気デザイン会社、夏水組(東京都杉並区)の坂田夏水さん。坂田さんは空間デザインの他、DIY事業など様々な領域で活躍しているが、メーカーとコラボして商品開発にも関わっている。
獅子地紋
その中でも今注目している建材が「ふすま紙」だ。ふすま紙メーカー、大場紙工(埼玉県さいたま市)とコラボして作り上げたのが、2つの柄の壁紙。それが写真の「月に鶴」と「獅子地紋」だ。「月に鶴」はふすま2面を使って大きな鶴と月の柄が表現されている。カラーリングも夏水組らしい個性的なバランスに仕上がっている。獅子地紋は、伝統の柄を現代風にアレンジして作った。これらのシルクスクリーンという技法を使い、和紙に柄をつけて完成させる。柄ももちろんだが、和紙の特別な素材感もこのふすま紙の特徴だ。価格は1枚2500円。
「月に鶴」

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