LIXIL(東京都千代田区)が、1976年のシステムバスルームの量産から40年を超えた。11月21日、同社は筑波工場を公開。製品の製造過程を取材した。
LIXIL筑波工場外観
製品バリエーション、壁色で約80色(左)
工程についてのパネル。プレス→加工→検査→梱包(右)
45%製造する最大拠点
同社の浴室の製造拠点は、全国に4カ所ある。そのうち1972年創業の茨城県の筑波工場では、1976年からシステムバスルームの生産を始めた。日本のシステムバス普及率が1970年の20%から、1980年50%、1990年80%、2010年95%と高まる中、現在、同社のシステムバスルームの約45%を製造する、最大拠点となっている。
東京ドーム2.4個分の敷地には、約550名の従業員がおり、一日当たり約750台、年間約25万台のシステムバスを生産している。また同工場では、床などの部材も含め、原材料の調合からプレス成型、加工、検査、梱包、出荷までを一貫生産で行っている。5年前には約40億円を投資し、最新鋭のロボットによる自動化も進めているが、最終的な品質検査は、訓練された人の目と手で行う。

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