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TOTO、「外装リモデル」を本格化

TOTO、「外装リモデル」を本格化

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TOTOはリモデル新戦略として「外装リモデル」を本格スタートする。4月から同社の光触媒コーティング材「ハイドロテクトコート」による塗装リフォームを強化していく。

家丸ごとの提案

環境建材事業部の井芹正光次長は「地域密着で住まいの相談窓口を目指しているリフォーム会社の皆様に対して、TOTOが水まわり以外のリフォームも含めた家丸ごとの提案を行っていきたい」と話す。

現在ハイドロテクトコートの認定施工店数は約4000社。今後はこれらの認定店と協力して施工品位を向上させて行くとともに、施主に「安心・信頼の外装リモデル」の価値を伝えていくための新戦略にも動き出す。

その方策の1つがTOTOリモデルクラブ店に対する塗装リフォームの取り組み支援だ。現在、リモデルクラブ店における施工認定店は約300社。施工認定をきっかけに外装工事受注は伸びているもののハイドロテクト自体の年間の施工実績は350~400棟程度。今後はこの施工件数をより増加させるため、塗装の経験が少ないリモデルクラブ店向けの勉強会を行うと共に各種ツールなども提供していく。

夏に新商品発売

また今夏には中高級グレードタイプの新塗料を発売する予定だ。ハイドロテクトコートは最高級グレードなので実際には他のタイプの塗料で決まるケースも多く、機会損失になっている面があったためだ。

「実際ハイドロテクトコートの割合は力を入れていただいているお店でも、塗装工事全体の2~3割ほどです。商品バリエーションを広げることでTOTOの商品での受注率を上げられるのではと考えています」(井芹次長)

新商品は、塗料種類別に複数の見積もりを出した際、中間より若干上の価格帯を想定しているという。

支社、販社と連携強化

TOTOはこの新戦略の推進にあたり、環境建材事業部内に外装リモデル推進グループを新設。また、全国の各支社、さらに全国10地域に展開するグループ販社とも連携を強め、信州、新潟、東北、中部、中国、四国などで外装の施工監理を行う体制作りに着手。地域の塗装会社とも協力しつつ、施工ネットワークを構築していく計画だ。

この記事の関連キーワード : TOTO ハイドロテクトコート リモデル 地域密着 塗料 塗装 外装 水まわり

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