日本の美意識を世界へ
CROWN(東京都港区)が展開するインテリアブランド「AREA(エリア)」は、初の海外店舗を11月18日、フランス・パリにオープンした。ルーブル美術館にほど近いギャラリー街に店を構える。「日本人であることの誇りを
持ち、その誇りを家具に投影して世界に向かっていく」と野田豪CEOは意気込む。
金閣寺と銀閣寺をモチーフにした「楼閣」
同社の持つ300点の家具の中からパリ店用に厳選した商品には、日本の文化や美意識が落とし込まれている。例えば、リビングボード「BRAHMA(ブラフマ)」の扉には着物デザイナーの斉藤上太郎氏がデザインした風神雷神が描かれている。「楼閣」というコーナーボードは、金閣寺と銀閣寺をモチーフにしたもの。「日本に限らず断捨離をする人が増え、本当に気に入ったものだけを身のまわりに置こうという流れの中で、収納のあり方は変わっていくと思います。ここには大事なものがしまわれると思うので、収納量を度外視しています。ひとつのオブジェとしても価値がある」と野田CEOは語る。

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