~クローズアップ建材・塗り壁~
住宅の内装に使用される塗り壁は、風合いのある仕上げをすることができ人気。調質・消臭といった機能面も充実している。さまざまな種類があるなか代表的な塗り壁の特長と機能を紹介する。
塗り壁の主原料と商品 (1)
《漆喰》
漆喰くるむ(日本プラスター)
プロのための施工しやすさを実現
多能工でも塗ることができる施工性。乾燥時間が早く、塗る面積によるが2日程度で施工が終わるほどの短工期。漆喰本来の機能の消臭性や調湿性、防火性に加え、防カビや防ダニ性が高い。ヨーロッパ調の凹凸のある漆喰で奥行のある空間を演出することができる。
スペイン漆喰モルセムダーP(IPP)
ローコストでワンコート仕上げが可能
消石灰を主成分として無害で安全性が高い。耐久性・抗菌性・吸放湿性に優れ、作業性が良く、一回塗りで仕上げることができる。多彩な模様付けが可能。独自の仕入れで6,500円/25Kg/袋の手ごろな価格となっている。
塗り壁として日本でも昔から使用されているのが漆喰。主原料は石灰石で、古代ローマやギリシャの遺跡などにも使われてきた素材。日本では平安時代の社寺仏閣から使用されているといわれている。自然な風合いと独特な質感で、塗り方によってさまざまなテクスチャーを表現することができる。
機能面では、調質性に優れ、シックハウスの原因物質や臭いなどの低減効果も期待することができる。

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