小工事きっかけにシェア倍増
コラムホーム(神奈川県秦野市)は「お道具箱訪問」による集客を拡大させる。これは照明器具の取り付けや扉の調整など、住まいの悩みを1カ所500円で訪問し解決するというもの。営業重点エリア3000件に3カ月に1度チラシをポスティングし、中から3~4件の依頼を受けている。
小工事を訴求する「お道具箱訪問」のチラシ
「本当は1000万円クラスの大型リフォームの受注が欲しいのですが、いきなり相談してもらえることも少ないです。そのため、まずは当社のことを知っていただこうと、昨年から始めています」(樺島進一郎副社長)
開始前のエリアシェアは2%程度だったが、現在は4.5%と倍以上に拡大。リピートも増え、年間1000万円の売り上げになっている。
同社は今後リフォームを成長の柱にしたい考えだ。年商30億円のうちリフォームは2億円程度で、その他は公共事業が24億円、新築が約4億円だ。公共事業と新築はどちらも毎年受注しにくい事業のため、収益を安定化させる事業が必要になっている。
「新築で5億円、リフォームで5億円位売り上げられれば、企業規模を維持できます。そのためにリフォームの成長は必須です」(樺島副社長)

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