《DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.5・最終回》進弘産業/コルティナ、固定観念くつがえし新たなデザインを
1396号 (2020/02/10発行) 17面
DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.5・最終回
リフォーム事業で価格競争に陥らず、差別化を図るためにインテリア提案は有効だ。本連載では、Facebookの公開グループから派生したイベント・インテリア合同展示会「DECOON」のメンバーに最新トレンドを紹介してもらう。世界のインテリアトレンドをおさえて、施主の心をつかむ付加価値にしてほしい。
針と糸を使用しない生地を製造
昭和44年の創業以来、オーダーカーテンの縫製事業を行う進弘産業(愛知県一宮市)は「針と糸を使用しない」をコンセプトとした生地を製造している。0.1mmを表現できるレーザーカット技術と特殊なホットメルトシートの熱溶着技術によって素材を張り合わせたファブリックだ。東レが開発したなめらかな触り心地の「ウルトラスエード」を柄の形に切り取り、透け感があり繊細なオーガンジーを張り込んだ。「針と糸を使ってできることはたくさんあります。使わずに今までにないものを作り出そうと開発しました。2枚のものを張り合わせることでデザインが複雑なものであっても強度があってしなやかなものをつくることができます」と伊藤誠宣社長は語る。データがあれば好きなように切り取ることができるためデザインは無限大だ。
ウルトラスエードとオーガンジーを張り合わせた生地でできたカーテンタッセル

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